株の勉強をしていると、指標の意味は少しずつ分かってきても、「じゃあ、実際にどうやって銘柄を見つけるの?」というところで手が止まりがちです。
日本には約4,000の上場企業があります。この中から自分の投資先の候補を絞り込む作業を「スクリーニング」と呼びます。この記事では、割安株を探すためのスクリーニングの考え方を、初心者向けに整理します。
※本記事は特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。投資は自己責任で。
スクリーニングとは「条件でふるいにかける」こと
スクリーニングは、条件を決めて、たくさんの会社を一気に絞り込む方法です。
証券会社のツールや投資情報サイトに条件(PERやPBRなど)を入力すると、当てはまる会社だけが一覧で表示されます。4,000社を1社ずつ見るのは現実的ではありません。まず条件でふるいにかけ、候補を数十社まで減らす。これがスタート地点です。
割安株を探す、基本の4つの条件
何を条件にするか。割安株を探す場合、次の4つが土台になります。なお、ここで挙げる数字はあくまで一例で、業種によって適切な水準は変わります。
① PER(株価収益率)が低い
会社の利益に対して、株価が割安かを見る指標です(例:15倍以下 など)。
② PBR(株価純資産倍率)が低い
会社の資産に対して、株価が割安かを見る指標です(例:1倍前後以下 など)。
③ 自己資本比率が高い
財務が健全で、倒れにくい会社かを見ます(例:50%以上 など)。
④ 配当利回りがそこそこある
株価が戻るのを待つ間の“インカム(配当)”があるかを見ます(例:3%以上 など)。
この4つを組み合わせると、「割安で、財務が健全で、配当も出る会社」に候補が絞られていきます。


数字で絞ったあとが、本番
ただし、スクリーニングはあくまで“入口”です。
条件に当てはまった会社が、そのまま「買っていい会社」とは限りません。ここから先は、1社ずつ「どんな会社か」「なぜ安いのか」を自分で確かめる作業になります。安いのには理由があることも多く、その理由が一時的なものか、構造的な問題かを見極める必要があります。

スクリーニングの注意点
最後に、初心者がつまずきやすい注意点を3つ。
まず、条件を厳しくしすぎると、候補がゼロになります。最初はゆるめに設定して、少しずつ絞るのがコツです。
次に、業種によって基準が変わります。たとえば銀行やリース業はPBRが低めに出やすいなど、同じ数字でも意味が違うことがあります。
最後に、数字だけで飛びつかないこと。スクリーニングは“候補を見つける道具”であって、“買う理由”ではありません。
まとめ
- スクリーニング=条件で会社をふるいにかけ、候補を絞る方法
- 割安株の基本条件は、PER・PBR・自己資本比率・配当利回りの4つ
- 数字はあくまで一例。業種で適切な水準は変わる
- 絞ったあと、「なぜ安いのか」を1社ずつ確かめるのが本番
スクリーニングを覚えると、銘柄選びが「なんとなく探す」から「条件で絞る」に変わり、ぐっとラクになります。ただし、数字はスタート地点。最後は自分の目で確かめる——その組み合わせが、割安株投資の土台になります。
※本記事は特定の商品・銘柄の売買を勧めるものではありません。投資は自己責任で。

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